姿勢の悪さが、顔の老け見えにもつながる!?
パソコンやスマホの使用で頭が下がった状態を続けていると、肩や首だけでなく、胸の筋肉も凝り固まってしまいます。そうなると、猫背やストレートネックになるリスクがあるほか、呼吸が浅くなって体内にうまく酸素を取り込むことができない、血流が低下する、などの影響も。
その結果、顔がむくんだり、顔色が悪くなったりと、老け見えの原因につながることが考えられます。さらに、顔は毛細血管も多いので、酸素不足で血行が悪くなり、肌のターンオーバーが滞ることによって肌トラブルを招く恐れも。つまり、姿勢と顔の印象には密接な関係性があるのです。
そこで今回は、姿勢を整え、若々しい肌を取り戻すための、手軽なストレッチ術をご紹介します。
仕事の合間でもOK! 美姿勢をつくる簡単ストレッチ
酸素を体内にしっかり取り込み、顔の印象を明るく活力あるものにするためには、硬く縮こまった肩や首、胸周りの筋肉を、ストレッチを通して柔らかくほぐすことが有効です。
これからご紹介する3つのストレッチは手軽にできるものばかり。仕事の合間や自宅でのリラックスタイムに取り入れやすく、日常生活の中で無理なく続けられます。
- <大胸筋ストレッチ>
- 壁に手をつく
- 一度息を吸い、息を吐きながら、ついた手と反対側に体をひねる
- 「伸びているな」と感じるまで繰り返す
- <Lストレッチ>
- 手のひらを上にした状態でひじを90度に曲げる
- ひじはそのまま動かさずに、一度息を吸い、息を吐きながら、腕を内側から外側へ平行に開く
- 「伸びているな」と感じるまで繰り返す
- <チェストオープナー>
- 横向きに寝転がり、脚を90度に曲げる(余裕がある人は下側の脚を伸ばすと効果的)
- おへそを正面に向けたまま、一度息を吸い、息を吐きながら、後ろの物を取るようなイメージで腕を伸ばし180度開く
- 「伸びているな」と感じるまで繰り返す
五十肩など、肩に不安のある方は、痛みがでない・伸ばしすぎない程度に気持ちいいところまで伸ばしましょう。また腕はそのままで目線だけ後ろに向けるだけでも、大胸筋のストレッチに効果があります。また、首の両側にある胸鎖乳突筋を伸ばし、首や肩の周辺の筋肉を柔らかくします。
覚えておきたい!
ストレッチ効果をより高めるためのポイント
今回ピックアップしたストレッチは、回数や頻度、始めるタイミングに制限はなく、無理のない範囲で行っていただければOKです。ただし、起床直後は体が硬くなっているので、体を痛めないように注意しましょう。逆に入浴後は筋肉が柔らかくなっているため、高い効果が期待できます。また、ストレッチ中はしっかり呼吸をすることを意識し、体を伸ばしながら息を深く吐くようにするとリラックスでき、インナーマッスルも鍛えられます。
このようなストレッチを続けると、呼吸がしやすくなったり、足がつりにくくなるといったポジティブな変化を感じる方もいます。また、冷えを感じにくくなったという効果を実感できるかもしれません。筋肉が硬いと、言わば血液が“通行止め”の状態。ストレッチを通して血流がよくなることで冷え性の改善にもつながります。
顔にはたくさんの毛細血管が通っているので、血が巡ると肌のトーンが明るくなり、目の下のクマやくすみの改善も期待できます。毎日のストレッチを習慣にして、内側から輝く若見えを目指しましょう。
RIZAP品川店にてパーソナルトレーナーとして勤務し、コーチングトレーナーとしてRIZAPトレーナーの教育も担当。RIZAP WOMAN 銀座店にて店舗責任者として店舗マネジメント業務に従事後、RIZAP本社サービス開発統括部サービス企画ユニットに所属。現在は、「chocoZAP」や「RIZAP」会員向けのトレーニング動画サイト『chocoZAP TV』の運営やLIVE配信を行なっている。