加齢とともに起こる肌トラブル*は、
スキンケアで対策を!
顔の大部分を占める頬周りや視線が向きやすい目元は、顔全体の印象を大きく左右する部分です。そこにシワやたるみなどがあると、どうしても老け顔に見られがちに……。
そこで、「頬・口元」と「目元」の部位別にポイントを絞り、年齢を感じさせない肌の印象作りの秘訣に迫ります。今回は「頬・口元」にフォーカスし、ケア方法を詳しく解説します。
まずは顔の皮膚の構造を理解しましょう。
皮膚は大きく分けて表皮、真皮、皮下組織の3層で構成され、その下に筋肉が存在します。皮膚の最も外側に位置する表皮は、年齢とともにターンオーバー(肌の新陳代謝)が遅くなるため、肌の表面が緩んだり構造が乱れたりして、小じわの原因となります。また、加齢によって真皮部分の弾力が低下し、その結果として肌のたるみも生じます。
このように年齢を重ねることで起こる肌の変化を「自然老化」と呼びます。自然老化そのものを止めることはできませんが、保湿に代表される基本的なスキンケアで肌本来の働きをサポートして、乾燥や外部からのダメージを抑えることは、肌トラブルを防ぐ上でも重要です。
*乾燥による
頬・口元の集中ケアには、
こまめな“重ねづけ”を
11月に入り、空気の乾燥が一段と進む季節となりました。この時期、空気が触れやすい頬や口元のカサつきをはじめ、白っぽく粉が吹いたような見た目が気になる方も多いのではないでしょうか。乾燥は肌に大敵で、表皮のターンオーバーを遅らせる原因となり、ひいては老け見えにつながります。だからこそ、日々のスキンケアで保湿を行い、健やかな肌をキープすることが大切です。
ここでは、頬・口元のスキンケアのポイントを解説します。
- [Point.1]まずは導入美容液から
- まず「バイタライジングミネラルエッセンス」などの導入美容液を、頬や口の周りにしっかりとなじませます。導入美容液を最初に使用することにより、化粧水や乳液の角層*へのなじみをアップさせます。
- [Point.2]化粧水や乳液で潤いを与える
- 次に、化粧水を肌になじませて潤いを与えます。その後、乳液を重ねることで、水分と油分のバランスを整えます。化粧水や乳液、クリームなどの役割を一つにまとめたオールインワン「バイタライジングミネラルクリーム」を使えば、より手軽なスキンケアが可能です。
- [Point.3]乾燥が気になったら“重ねづけ”を
- 乾燥が気になったら、その都度、重ねてつけるようにしましょう。その場合、角層にうるおいを与えて閉じ込める「バイタライジングミネラルクリーム」を使うことをおすすめします。
いずれのスキンケアも、指先を使って肌に優しく、こすらずに指の腹でなでながらなじませることが重要です。
*角層:表皮の最上部にある、肌の一番外側に位置する層
肌のマッサージも取り入れて、
表情をもっと明るく!
頬や口元周りのマッサージも取り入れると、顔の表情筋がほぐされ、さらに血行が促進されることによって顔色がよくなったり、表情が明るくなったりと“若見え”効果も期待できます。
- 〈頬のマッサージ〉
- フェイスラインをなぞるように指を滑らせ、顎からこめかみ、目の上の辺りまで上げる
- スッキリと感じられるまで繰り返す
- 〈口元のマッサージ〉
- 指先を使い、口角から目の辺りまで、下から上へ肌を持ち上げる
- スッキリと感じられるまで繰り返す
フェイスマッサージは、肌の負担にならない摩擦力で、リラックスできる程度に行うことが基本です。また、顔のパーツごとに皮膚の薄さが異なるため、特に目元や口元などの薄い部分はやさしくマッサージすることがポイント。力を入れてしまうと、シワやたるみが増すだけでなく、赤みや色素沈着を引き起こす可能性があります。
このような力加減が難しい部位でも「フェイストレーニング ミネラルクリーム」を使用すれば、摩擦を軽減し、低ストレスでマッサージを行うことができます。
スキンケアやマッサージは、肌のバリア機能をサポートしたり、ハリや潤いを維持したりと、健康な肌作りには欠かせないものです。健やかな肌は、老化のサインを遅らせ、シワやたるみが目立ちにくい若々しい印象をアピールしてくれます。
乾燥シーズンである冬本番を間近に控えた今こそ、肌ケアを習慣化する絶好のタイミング。冬の乾燥に負けないハリのある肌を目指し、顔の印象アップを実現しましょう!
RIZAP品川店にてパーソナルトレーナーとして勤務し、コーチングトレーナーとしてRIZAPトレーナーの教育も担当。RIZAP WOMAN 銀座店にて店舗責任者として店舗マネジメント業務に従事後、RIZAP本社サービス開発統括部サービス企画ユニットに所属。現在は、「chocoZAP」や「RIZAP」会員向けのトレーニング動画サイト『chocoZAP TV』の運営やLIVE配信を行なっている。
マンダムに入社以来、肌の評価を通じた基礎的研究業務に長年従事。特に男性特有の肌特性の理解や、肌の変化がその人の印象に及ぼす影響について、学術発表も行っている。
現在は、化粧品が人に与える影響について、様々な評価を行うことで、肌に限らず気持ちへの作用も含めて理解を深める研究に従事。さらなる化粧品の価値創出を目指している。